S660用 FRP製フロントバンパーの修理のご依頼をいただきました。
他県からのお客様です。
まずはお電話をいただきました。
当方一人で作業をしており、基本的に両手がふさがっていることがほとんどですので、電話対応はレアケースですw
とはいえほとんどの場合、”ながら対応”に近い状況ですので、
言い間違え・聞き逃し、いわゆる「言った・言わない」問題を避けるため、
できればメールやSNSでのメッセージ、なるべく記録が残る方法でお問合せください。
この件もあらためてメールにて打ち合わせの後お車をお預かりしました。

この部分の割れ修理のご依頼です。
しかし今までの経験から、指定個所だけ直せばいいということはまずありません。
今回もやはりそうでした。

最初に気になったのはフェンダーとの取り付け部。
ツラが合っていません。
お客様いわく「最初に取り付けた時点で開いていた」とのことですが….

バンパーを取り外すと出てきた フェンダーとバンパーを固定するためのサポートです。
おそらく純正のサポートで固定できないので、このエアロ専用にメーカーさんが作ったものです。
しかしこのサポートが、きちんと車両に固定されていませんでした。
これが、バンパーが開く原因です。
割れも出ています。また打ち込みナットを仕込んでいますがナットは共周り。
それを修理した跡がありましたが、
「なぜ そんな方法で」という感じでしたし、結局直っていませんw


画像撮り忘れですが、旧ナットは除去しFRP張りで割れ補修。
そのあと新たにナットを打ち込みました。

そしてバンパーを取り外して現れる外側からは見えない割れw
バンパー底面から、ロアサポートへ固定するためのステーがバンパーと一体になっています。
これはバンパー固定にはいい方法なのですが、このようにダメージが伝わります。

指定個所周辺、フェンダーアーチ部にクラックが入っていましたが これは想定内です。
このような傷やクラックは鉛筆でこすると見えます。


指定個所の修理とフェンダーアーチ部を同時に修理。
バンパー底のステー修理。

そしてある程度進めたときに現れる指定個所以外の割れです。
全くのノーマークでしたw
でもよく画像を確認したら最初からいました。

こういった傷はオーナーさんも気づいていないことがほとんどです。

クラックを追います。

ここまで行けば大丈夫ですがそのぶんFRP、ガラスマットが薄くなっていますので、上から貼ります。


研ぎます。
残っている波はパテで修正します。

そして次々現れるクラックたち!
分かり辛いですが、円の中うっすら白いラインが縦に入っています。
これらは塗装への傷ではなく FRPに入ったクラックでバンパーにはダメージが加わっています。

表面を剥がしてFRP張り~パテ補修。
で、なんやかんやで終了です。


バンパーサポートの固定はスペーサーなどを作って角度を調整しました。

これでスキ、ツラの調整も完了です。
そういえば エアロ調整に関しては なぜか多くの方が「チリ合わせ」と一言で済ませることが多いですね。
チリ、スキ、ツラ、建築用語からきているのですが、意味はすべて違います。
チリというのあえて作った段差です。
まあみんながなんとなく理解できるならいいか。
私は使い分けますが。


塗装はオーナー様がお付き合いしている業者様でとのことですので、
HighWorksでの作業はこれにて完了です。
修理箇所が多い=時間がかかる=金額が上がる
なので修理箇所が多いエアロは買い換えのほうがお安くつく場合もあります。
このエアロに関しましては、購入時の価格が高額であるため、
新品部品代で収まるようであれば とのことで無事ご予算内でした。
このたびはHighWorksをご用命いただきありがとうございました。
HighWorksオリジナル商品をヤフオクに出品しております。
ぜひのぞいてみてみてください。
もちろんヤフオクご利用でなくても販売は可能です。
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